黒 ~近くにいる者、傍らにいる者の王~
どうも、こんにちは。"末法"チュリスです
今回は闇祭ということもあって、カラーパイの記事を書くにあたり、黒という色に触れていこうと思います。
カラーパイについて
まずみなさんが疑問になったのは、「そもそもカラーパイって何?」だと思います。
発祥は「マジック・ザ・ギャザリング」というカードゲーム発祥の概念で。まあ簡単に言うと、5色の思想に分けてカードを作っていくみたいな考え方です。(詳しくはこちら→http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%82%A4)
なので各色にそれぞれ特色や特徴的な思想があります
白は秩序、道徳、全体主義
青は完璧、理性、完成主義
黒は力、野望、実用主義
赤は自由、感情、刹那主義
緑は受容、本能、自然主義
と言った感じです。
今回は、これら5色の中でも黒に焦点を当ててみて書いていきます。
黒
さて、黒ですがデュエル・マスターズにおける「闇文明」に相当します。作っている会社がどちらもウィザーズ・オブ・ザ・コースト社なのでほぼその骨組みを組んでいます。
ゲームではクリーチャーのパワーのマイナス補正、墓地肥やしやリアニメイト(墓地にあるクリーチャーをバトルゾーンに蘇らせること)、スーサイド(自分のクリーチャーを破壊すること) 手札破壊、相手クリーチャーの破壊などが主な戦略です。
考え方について
黒が求めているものは「力」です。
黒は世界をありのままに見つめる現実主義者です。
そのため、力さえあればなんでも出来るという事を黒は知っています。
注意して欲しいのは、ここで言う「力」とは物理的な力や、人や物を間接的に動かす権力など、あらゆる「力」のことを言います。
ここでみなさんが抱く「闇文明」や「黒」のイメージはどのようなものでしょうか。
乱暴? 非道徳的? 死? はたまた冷酷?
みなさんが抱きそうなイメージを列挙しましたが(自分調べ)、これだけで黒を語るのはいささか浅すぎます。黒はあなたがたが思っているより、より魅力的な色です。
先述しました通り、黒は現実主義者であり、実用主義者です。それ故に黒は成功のために何が必要かを選び、そのために適した方法や手段があれば何があろうとそれを手に入れます。
それが多大な代償を必要としてもです。なぜなら黒はコストを支払って利益を得ることの大切さを他の色よりも知っている色だからです。
黒にとっては、道徳や罪、社会的規範などは自分を妨げる障害でしかありません。なので黒は時にはそれを破り、時にはそれすらも利用して自分の必要とする「力」を得るのです。
他の色との関係
そんな黒(闇文明)は、他の色と仲がよかったり仲が悪かったりします。
白(光文明)
白は団体や組織の強さを知っており、仲間との繋がりを大切にする色です。
対して黒は、個人の自由意志を大切にする色です。仲間、よりも個人の強さを黒は評価します。
そんな黒と白は対抗色(仲が悪い色)です。
また、白は全体的な利益を求めます。他者が嫌な目にあっているときに、一人だけ幸福になるのは断固として許さないというスタンスをとります。
黒は逆です。個人が幸福を得て他者が不幸になっている時、幸福になっている者の結果を肯定し、不幸を嘆くものの怠慢さを嫌います。
緑(自然文明)
緑は世界の素晴らしさを知っており、個人の未来は全て運命によって決められているということを知っている色です。
黒は違います。未来は自分で変えられるものであり、その責任は全て未来を選んだ自分にあるということを知っている色です。
そんな黒と緑は対抗色です。
緑は変える必要がないと言いますが、黒は変えるべきだ。と言う色なのです。
赤(火文明)と青(水文明)
赤、青は共に未来の大切さを知っている色であり、また個人の大切さを知っている色でもあります。
黒は、そんな赤、青と友好色(仲がいい色)です。
赤の、「個人の自由な感情」を
青の、「未来の可変性」を
黒はそれぞれ認めます。
また、黒からすれば、彼らは認めてやればしっかりと応えてくれる色です。黒を好む色は、黒にとっては彼らは自分の狂信者。というわけでしょう。
終わりに
黒は世界をありのままに見つめ、成功のためにあらゆる手段を尽くし、真実を受けいれ適切な行動をする唯一の色です。黒の思想はやや過激なところがありますが、十分に彼から学ぶものはあります
引用 https://mtg-jp.com/reading/mm/0015
https://mtg-jp.com/reading/mm/0017951/
以上が黒という色について です。最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
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